好奇心で生きてる

短編や書きたいことをつらつらと。

嫉妬【詩】

‪ああ、また私はこれに壊される。いつも胸に湧いてくるこれに壊される。私が一番嫌いな部分。私が私たる最たる部分。ああ、ああ、私は私を肯定している。肯定している私には、私を支配するものはいらないのに。苦しい。これはまた私を苦しめながら、私を殺していく。 ‬私の思考をすべて奪って殺していく。気持ちが悪い。これは私ではないと否定したい。できない。私は私を肯定しているから。湧き出ては私の中を蹂躙するこれこそが、私が私である証なのだと私は知っている。
‪鈍感でいられることがどれだけ幸せなことか。自分が今惨めであることに気が付かないことは、どれだけ幸福であろうか。‬私は今、私のこの「惨めさ」を気が付かずにいられるのであれば、愚鈍で構わない。ああ、今の私は、「愚かな私」を求める私は、なんと醜く浅はかな人間か。

こんな私だから、いつまでも、いつまでたっても、惨めなのだ。