好奇心で生きてる

短編や書きたいことをつらつらと。

カラフルノート。【詩】

赤いボールペンでハートを描く。その下に、私の名前とあなたの名前を書いてみる。「結構バランスいいいんじゃない?」とか思ったりして。 青いボールペンで家を描く。間取りまでしっかり描いて、こっちは私の部屋、そっちはあなたの部屋、あっちはリビング。二…

鎮痛剤(Twitter)【詩】

しんどいつらいもういやだきらいうるさいめんどうくさいさいあくなきたいエトセトラエトセトラ 心臓付近に渦巻くモヤを吐き出したくて、スマートフォンのキーボードをフリックする。140字いっぱいに詰め込んだ悪悪とした文面は見ているだけで不快になる。け…

笑う毒【詩】

バカみたいに素直だった。私は裏切られることを知らなかった。いつも誰からにも愛されて、私は誰をも愛していた。そう思っていた。幸せだった。「現実なんてそんなものよ」って私が愛していた一人がいった。私は裏切られた。「現実」とはなにか。私が今まで幸せ…

希望【詩】

「笑え」と言われる。私の唇がいびつに引つることに、満足する人がいる。「泣いたところでどうとも思わない」と言われる。私はあなたに思われるために泣くわけじゃない。私は私のために笑いたいし、私のために泣きたいのに。親愛なる母親に強制されて笑うことも…

泣き喚く【詩】

ときに、‪子供のように泣き喚きたいと言う。 子供は泣き喚きたいと思って喚いているわけではないけれど。 「子供のように」と縛るより前に、今の自分自身で泣き喚いてみてほしい。 そうすれば、まだまだ子供である自分を認めることは、決して難しくないはずだ…

嫉妬【詩】

‪ああ、また私はこれに壊される。いつも胸に湧いてくるこれに壊される。私が一番嫌いな部分。私が私たる最たる部分。ああ、ああ、私は私を肯定している。肯定している私には、私を支配するものはいらないのに。苦しい。これはまた私を苦しめながら、私を殺し…